北海道教育委員会は10日、アイヌ民族の口承文芸作品をローマ字でつづった「知里幸恵(ちりゆきえ)ノート」(道立図書館所蔵)と、1731年に建てられた石碑「大乗妙典一千部供養塔」(北斗市)を道有形文化財に指定することを決めた。
「知里幸恵ノート」は、全4冊。登別市生まれの知里幸恵(1903〜22年)が、祖母らから聞いて覚えたアイヌ語のユーカラ(叙事詩)などをローマ字を使って書きつづったほか、その一部を日本語に訳して記している。
死後、アイヌ語学者の金田一京助が所蔵したが、後に道立図書館に寄贈された。これを基に編集された「アイヌ神謡集」は、現在もアイヌ文学の古典として読み継がれている。
「大乗妙典一千部供養塔」は、高さ約1メートル。仏教経典の一種「大乗妙典」が1000回、読経された記念に建てられたもので、先祖供養のほか、国家安全などの願文が刻まれ、道内の江戸時代の宗教に関連した石碑として、学術的価値が高いと評価された。
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